1. スーパーレコグナイザーとは?
スーパーレコグナイザーとは、普通の人よりも格段に優れた顔認識能力を持つ人のことを指します。
この言葉は2009年に、ハーバード大学とユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者たちによって生まれました。
彼らは、一度見た顔をほとんど忘れず、何千もの顔を正確に記憶し思い出すことができると言われています。
2. スーパーレコグナイザーの能力の特徴
一般的な人が見た顔の約20%しか認識できないのに対し、スーパーレコグナイザーは80%もの顔を正確に思い出すことができると言われています。
この能力は、脳の「紡錘状回顔領域(fusiform face area; FFA)」という部分と深く関係している可能性があります。
3. スーパーレコグナイザーの活用例
この特別な能力は、警察やセキュリティの現場で重宝されています。
例えば、イギリスのロンドン警視庁では、監視カメラの映像から容疑者を特定するためにスーパーレコグナイザーを活用しています。
日本でも「見当たり捜査」という方法で、捜査員が多くの人の顔を記憶して街中で照合するケースがあります。
4. スーパーレコグナイザーになるには?
この能力は主に遺伝的なものとされ、訓練によって身につけるのは難しいと考えられています。
とはいえ、自分がスーパーレコグナイザーかどうかを調べるためのテストも存在します。
興味があれば一度試してみるのも良いでしょう。

世界の2%の人しか持っていない「超認識力」。自分にもあるか今すぐチェックできる | GetNavi web ゲットナビ
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